今月は珍しく48歳の男性のお話です。大手広告会社の営業部長をしてみえるとのことで、カウンセリング時のお話も大変に上手で同性の私から見ても中々魅力的な男性です。以前TVでよく流れた某社の車のコマーシャルで、部下の女性の失敗を自分が被って謝るあの男らしいナイスミドルの男性のイメージです。
そんな人生に自信あふれて見える男性の口から出たのが、「自分は若い時からこの大きくて低い鼻と重く被った眠そうな目が嫌いで仕方がありませんでした。学生時代はスポーツ万能で成績もマアマアだったせいかクラスの色々な役もやりましたが、社会人になったから初めて会う人がいつも自分の大きな鼻を見る視線を痛いほど感じました。多分この鼻と目のせいで女性には何度も振られました。だからこそ負けたくないと思って頑張って来ましたが・・・」という胸の痛みを語って頂きました。私も同じ年代の男性としてこの男らしい魅力溢れる男性の長年の悩みをどうにかしたいという意欲が湧き上がって来ました。
X線などの術前検査の結果、この男性には鼻骨縮小術・隆鼻術・鼻尖縮小術・鼻翼縮小術及び上眼瞼切開術を同時に行うことにしました。特に鼻骨縮小術は鼻骨の両側を細いノミで切って内方へ移動して鼻を細くする手術で今回のメインです。長時間に及ぶ手術でしたが無事終わり経過も順調で、1ヶ月後に来られた時には大きくて低かった鼻が細く高く品の良い鼻になっており、眠そうだった目ははっきりとして相手に目力を感じさせます。と同時に全身からは自信がみなぎっていました。
周りの反応が心配だと言っておられましたが、会社の女性社員からは「部長、とっても素敵になりましたよ。」の言葉で一安心。しかし一番気にしていた奥様からは「その歳でイケメンなってやっと私と釣り合いが取れたわね。」と言われたそうです。