テレビCM撮影(小木曽クリニック院長のオフィシャルブログ)
2010.04.16
今日は、テレビCM「キレイの達人『美術館編』」の撮影日。
たった15秒のテレビCMですが、製作期間約3カ月、製作会議は10数回に及びました。プロデューサーと何度も製作会議を開き基本コンセプトを決定した後、ディレクターや製作スタッフと絵コンテやシュミレーションで背景やカット、ナレーションなどを一つ一つ具体的に決めて行く行程は、まるで小さな映画を作っているようで大変な作業です。
私は幼い頃から絵を描くのが好きで、小中学生の時はいつも写生大会で金賞を総なめ(?)にしていたので、周囲のおだてに乗せられて真剣に画家になろうと思ったくらいです。中学生になると独学で西洋美術史を勉強して、ルノアール、ユトリロ、ゴーギャン、ピカソ、モネ、セザンヌなど色々な美術展に田舎からよく出かけて行ったものです。そんな思い出から、CMのタイトルは「キレイの達人『美術館編』」に決定しました。
設定は、私がオフに美術館で絵画を鑑賞している姿から始まり、クリニックでカウンセリング、オペ、そして再び美術館の風景に戻るというものです。
撮影は早朝から始まり終了したのが夜8時、12時間に及ぶハードスケジュールでした。一場面取るたびにモニターで確認しては取り直し。ディレクター、ADからは歩き方、手の振り方、視線方向などの細かい指示が飛んできます。「ラインに沿って、視線はこの方向で、瞬きせずに歩いて下さい!」 瞬きを我慢していると目が充血して来ます。その間にはスタイリストやメイクの女性が服のシワだけでなく目尻のシワを取りに飛んで来ます。たった15秒のCM撮影でこれですから、本格的な映画撮影や俳優はいかに大変かです。。。
以下は、当日のスナップ写真です。
何もない所に、まるで本物のような美術館が作られていきます。
床に印をつけて、CD(チーフディレクター)からの細かい指示にうなずく私。
移動カメラの設定を打ち合わせています。
CDとの打ち合わせの間に、スタイリストが入って来ます。
一場面撮る度に、モニター画面で確認。私もかなり拘っています。
この頃になると、さすがに顔が疲れて来ています。
この日は生憎の雨、しかし出来上がったCMは何と晴天に。
外はもう真っ暗、撮影は最終段階に。
午後8時過ぎにようやく撮影終了。
プロデューサー、ディレクター、AD、カメラ、照明、メイク、広告企画会社の方々など合わせて総勢20数名の撮影隊の皆さん、本当にお疲れ様でした。
編集の結果は、大変満足出来るものに仕上がっていました。
次回は、「キレイの達人『カンツォーネ編』」を是非作りたいですね。
私が、大観衆の前でルチアーノ・パバロッティの「オーソレミーオ」を熱唱するという設定です。
いつになるか分かりませんが、、、、
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