先日上海から来られた患者さんは、タイで顔面輪郭形成術を受けられた後の修正術。
3D-CTで見ると、口腔内オペでありがちな過度な直線骨切りが行われており、矢印の通り下顎角(エラ)が大きくえぐれた不自然で醜い外観。
左の骨切りラインでは多分下槽神経管を傷つけたと思われ、知覚不全麻痺も残っている様子。また左頬骨縮小は弓部のみの骨切りで術後に大きな隙間が残っている。…
今回はご本人の希望で、えぐられた部分の前方に目立つオトガイ骨外側部の膨らみのみを切除することにしました。ここはオトガイ神経孔直下で中々オペが難しい部分ですが、ほぼ術前シュミレーションの予定通りに骨切り切除。オペ料金は安かったそうですが安全性も?で、やはり「安物買いの銭失い」とはこのことか??