最近院長室の机で、3D透明立体模型にシュミレーションラインを描くのが日課です。3Dプリンターで作成するのに費用がかかりますが、このクリスタルのようなモデルのおかげで精密性と安全性が担保され、手術時のストレスが殆どなくなりました。
最近の顔面輪郭形成術で増えているのが、下顎骨全体骨切り術。以前はアゴ削りやエラ削りのようにオトガイ部先端や下顎角部のみの狭い範囲の手術が多かったのが、当院が先駆けてオトガイ部広範囲骨切り術や下顎角広範囲骨切り術を積極的に行って来たためか、患者さんの要望と審美眼も年々進化して、最近はオトガイ部から顎関節直下近くに至る下顎骨全体の骨切り術が増えて来ました。ポイントは二つの手術の繋ぎ目を如何にスムーズなラインにできるかですが、変化が非常に大きい割に自然な外観が得られるのが特長です。