美容外科手術の中で、究極の手術と言われるのは顔面輪郭形成。
最近はインターネットで簡単に情報が得られることもあって、希望される患者さんの数は急速に増えて来ています。
特の多いのはアゴ削り(オトガイ骨広範囲骨切り術)とエラ削り(下顎額広範囲骨切り術)。前者が難しいのはオトガイ神経幹の存在で、これを避けて広範囲にエラまで自然なラインを形成して骨切りすること、後者が難しいのは狭い視野で下顎角からオトガイ部まで自然なカーブで広範囲に骨切りすること。
もちろん何事も経験(強いて言えば年齢?)と技術ですが、大部分は職人芸のようなもの。写真は先週のオペの2名で、エラは明らかな左右非対称です。
患者さんも術者も2週間後検診が楽しみ。。。
エラ(下顎角)の左右差が目立つ方です。
術前のシュミレーション通り、右をわずかに多く切除しています。
最近顔面輪郭形成の患者さんが、北は北海道から南は沖縄に至るまで急に増えて来ましたが、当院のITマーケティング担当が詳細な解析が出来ずに情けない話!
顔面輪郭形成の患者さんは、大体結婚前の20代~40代までの女性が多いのですが、最近はイケメンブームに乗って男性も増えて来ました。
今回は宣伝用顔出しモニターに応募して来られた27歳男性の頬骨骨切り術。さすがに倍率15倍を勝ち抜いただけあっていい顔をしています。
術前と術後2週間後の写真、頬骨の横への突出の改善が分かります。術者は大いに自己満足?!
<アンチエイジング>寿命を左右する「見た目」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150621-00000007-mai-soci
外見が若い人は内面も若いというのは、一般の人にも理解しやすい。
南デンマーク大学のグループが「British Medical Journal」に発表論文では、見た目年齢が実年齢より若い人ほど、身体機能、握力、認知機能が高く、細胞の寿命に関係すると言われる染色体の「テロメア」が長く、長寿の傾向があるとのこと。逆に美容外科医療で外見が若くなった場合の内面に与える影響、効果についても是非研究結果を期待したいものです。