今日は、博多から来られた36歳女性の下顎角広範囲骨切り術(エラ削り)
顔面骨形成術は、20数年前にアジアでは日本以外で殆ど出来ませんでしたが、最近は他の業種と同様、韓国中国の目覚ましい発達でかなり追い上げられています。
エラ削りは顔面骨形成術の中で最もポピュラーな手術の一つですが、色々な制約下で完璧に近い結果を得るのは中々難しい。…
左右対称に緩いカーブを描いて骨切りするのですが、特にオトガイ部付近まで長く緩やかに切るのは何度やっても難しいものです。
結果はほぼ予定線通り、広範囲の名に恥じない?長さ9.5㎝ 幅1.7㎝です。
本日のアシストDrは、福島県の伊達クリニックの浅野先生でした。お疲れ様。
本日のオペは、左右非対称のオトガイ骨(アゴ)広範囲切除術。
患者さんは34歳女性で東京から来られましたが、成長の過程で下顎骨が左にrotateして変位しているため、通常のオトガイ骨広範囲切除では左右差が却って強調される結果になります。
左右で切除量に差をつけるとともに、顔の中央から左に7mmずれていた下顎の先端(黄色線)を右に7mmの位置(赤色線)に新しく形成。完全な左右対称の骨切りも中々難しいのですが、僅かな差をつけるのはもっと難しい。
歯科矯正後に口腔外科でIVROという選択肢もありますが、患者さんは近々結婚式で2年は待てないとのことでこの術式を選択。
結婚式の写真を送って頂けるとのことで大いに楽しみです。
下顎骨が左へ変位しているため、左のボリュームが大きく
赤色の線は骨切り予定ラインで、左側の切除量を大きく取
ほぼ術前の予定ライン通りに左側を大きく非対称に骨切り
ほぼ術前の予定通りに骨切りされているのが分かります。
もちろん、術後に患者さんに見せることにしています。
今日は頬骨とオトガイ骨骨切り術。
患者さんは20代の北海道在住の女性で、名古屋の当院まで来られた理由が興味深い。「切り取ったたアゴ骨の写真が、どこよりも一番長くて大きいから」という単純明快なもの! 患者さんにはカウンセリングで、顔全体のバランスや左右対称でスムーズなカットラインが大切ですが、実際はオトガイ神経のためそれ程簡単ではないとお話ししました。頬骨は通常の前下方固定で簡単に激変しますが、、
今回の見学とアシストはエンドウデンタルクリニックの遠藤先生。アシストが良かったせいかスムーズに短時間で終了しました。