先日の顔面輪郭形成術(頬骨骨切り術+下顎角広範囲骨切り術)の患者さんは、中国から当院のホームページを見て来られた27歳の青年。中国語の通訳付きで来院されたが英語も堪能で、以前の中国の患者さんの騒々しいイメージとは異なり、非常に礼儀正しく洗練された振る舞いに育ちの良さとインテリジェンスを感じました。
手術費用はかなりの額ですが、親からの一括海外振込でした。オペは予定通り4時間で無事終了し、腫れも少なく翌日検診後に帰国されましたが、その際中国からのお土産で高級そうなマオタイ酒と中国茶を頂きました。
調べてみると、この貴州茅台酒は300年以上の歴史と高級酒で知られ、1972年に日中国交回復の祝宴で周恩来首相と田中角栄首相の乾杯の席に供されたことで一躍有名になったとのこと。当時酒に強かった田中角栄が「カンペイ」と言って一気に飲み干そうとしたが、さすがにアルコール度53度の強さに顔をしかめたという逸話が残っている。
箱を開けるとどう見てもおまけの飾りにしか見えない小さなグラスが2つ入っていて、強いので初心者はこの小さなグラスで飲めということか?
取り敢えず患者さんからのメールでは経過は良好で、来月から2年間ロンドンのビジネススクールへ留学しますとのこと、 Bon Voyage!!
当院では最近こんな患者さんが増えて中国のイメージも変わりつつあります。
NOAC(新規経口抗凝固剤)のイグザレルト発売5周年講演会に今年も参加。
最近、心房細動が原因の心原性脳塞栓症の発症年齢の高齢化が進み、最新の統計で初めて80歳以上の年齢層がトップになったという講演内容に、昨年心房細動でエリキュース投与を受けながらも内頚動脈梗塞で倒れ、血管内治療など最先端の治療を行ったのに救えなかった母親のことが思い出されて、元循環器内科医としては今でも残念の極みです
懇親会では多くの知り合いの先生たちと楽しく有意義に過ごしました
クリニックの都合で朝一番に名古屋を出て1日だけの参加でしたが、年に一度の美容外科仲間との楽しい集いです。
今回は純粋な手術法のシンポジウムとディスカッションがRhinoplastyだけで少なかったのが物足りませんでしたが、新しい概念の痩身レーザーSculpSureのtheoryとevidenceに基づいた講演などもあって有意義に過ごせました。
品川の綿引先生と共立の久次米先生と話していたら、来年と再来年に学会会長をされるとのことで、二人にエールを送って来ました。
循環器科勤務時代も、救急当番、休日診療、当直、待機直など、医師になってから連休をゆっくりと過ごした記憶は余りないのですが、美容外科医療は特にこの時期に患者さんが集中します。世の中の皆さんが休んでいる時に働くのがサービス業だとすると、美容医療はその最たるもの?!
29日30日と2日続けて2か所の顔面輪郭形成術、今日は豊胸術、明日は3か所の顔面輪郭形成とまさに体力勝負なので、ジムトレーニングも欠かせません。