毎年この時期に開かれる学会に今年も参加。日本循環器学会のようなマンモス学会と比べると小さくてアットホームな学会ですが、沢山の親しい旧知の先生達と久し振りに会って、有意義で楽しい一時を過ごして来ました。
最近は日本でもお馴染みのDr.Steven Cohenの講演(コーエン)(ご自身でダジャレしていました)「アメリカの美容医療の最新トレンド」では包括的内容に加えて、最新の脂肪移植structual fat graftingがアメリカの再生医療を変革しつつあるというのが印象的。
Dr. Cohenは、元々アメリカでバスト形成術と顔面骨形成術の分野で非常に有名で、4~5年前にASPSがBreast Cancer Patient Education Actをアメリカ議会に提出した際の主要メンバーの一人。その際に親しい名大循環器内科の室原教授がSan DiegoでDr. Cohenと再生医療の会議で一緒に食事をしたことがきっかけで、僕ともFB friendになったという経緯で世間は狭いもの。
昨日でゴールデンウィークも終わりましたが、当院は大型連休ならぬ大型連勤でした。毎日怒涛の如くの1週間で、殆どは3か月前から予約の顔面骨形成術と他豊胸術など。これでスタッフから何も文句が出ないのが却って恐ろしい?!
取り敢えず皆さんお疲れ様でした。
ゴールデンウィーク中の顔面骨形成は、下顎角広範囲骨切り術(エラ)、オトガイ骨広範囲骨切り術(アゴ)、頬骨骨切り術、上下顎歯槽骨セットバック術などほぼ全種目ですが、切除骨が分かり易いのは下顎角(エラ)とオトガイ骨(アゴ)。
気分は疲れ気味の骨切り彫刻師といったところ!?
4月から新人ナースが2名加わり、歓迎食事会を行いました。
ところが、こんな日に限って通常は3~4時間で終了する上顎前突症の骨切りセットバックオペが、術前シュミレーション通りに行ったものの皮膚を乗せてみると効果が何となく限定的だったので、急遽2本抜歯して追加オペを行ったため大幅に延長。患者さんは50代独身男性でお金を貯めてこのオペに臨んでおられたとのことでしたが、術後の結果に大満足な様子で、皆疲れも吹っ飛んで食事会へ。
都合で2名欠席でしたが久し振りに皆気分転換できた様子。
昨年12月に移転開院して以来色々な事情が重なりましたが、最近ようやく落ち着いて、先日プロのカメラマンにHPのリニューアル用に新クリニックの写真撮影を依頼しました。
照度計で計測し照明を調節しながらの綿密な撮影で3時間かかりましたが、さすがはプロフェッショナルのお仕事です!