本日のLive surgery は 30歳女性の下顎角形成術、オトガイ骨形成術。
最近はアベノミクスの効果が出始めたのか小顔ブームの再燃なのか、顔面骨形成術が増えています。
元々美容外科の顔面骨形成の手術は、欧米人にはニーズがないため主に日本で行われて来ましたが、最近では韓国や中国でも大人気の手術です。ただし一般的な美容外科医療と違って、実際に行えるクリニックやドクターが少ないため、数少ないクリニックに集中する傾向です。
今回は、エラ(下顎角部)とアゴ(オトガイ部)の同時手術のために、下顎骨膜を非常に広範囲に剥離して広い視野で骨切り手術を行いました。以前のブログでも述べている通り、オトガイ神経を伸ばして保護しながら左右対称にスムーズに切るのが難しいポイントです。
結果は写真の通り。(オトガイと角部の切除骨を接着してあります)
小木曽クリニックの世界が認める高度な美容外科医療
下顎角部縮小術(エラ削り)
オトガイ縮小術(アゴ削り)
最近は、コンタクトレンズ装用やパソコン、スマートフォンの長時間使用によるドライアイが原因と思われる眼瞼下垂が急激に増えています。また一方では、団塊の世代のシニア化で年齢による眼瞼下垂も同様です。
本日手術の患者さんはコンタクトレンズ歴20年の42歳女性で、訴えは以下の通り。
手術は、弛んでしまった上眼瞼挙筋(目を開く筋肉)を瞼の裏から瞼板に縫縮するだけの非常に簡単な手術です。最初1~2週間は過矯正で少々開き気味になりますが、、腫れが非常に少なく傷跡も外から全く見えません。
結果は、1か月後の写真の通りです。
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上瞼の手術
今日の鼻形成術は、26歳女性の鼻孔上縁下降術という一般には余り聞き慣れない名称です。
鼻の穴の上縁が上方に切れ込んだようなっているため、鼻の中が見えてしまう状態を修正する手術ですが、気にしない方も多く、また患者さんもこのような手術があることをご存じない方が多く、余りポピュラーではない手術の一つです。
私も美容外科医27年のキャリアで多分30例以下です。
手術は耳介軟骨を皮膚とともに採取してcompositegraftを作成、鼻孔上縁内側を切開して剥離し、出来るだけ広げてgraft(移植片)を移植する手術です。術前の鼻孔上縁のラインが残りやすいため、いかに広く剥離するかと、左右のgraftの大きさと位置を合わせながら調整するのに時間がかかります。
直後の結果は写真の通りで、少々の腫れがあるものの術前より明らかに鼻孔上縁が下降しています。と言っても2時間苦労してたった2.5mmの違いですが、患者さんは大満足されて疲れも吹っ飛びました。
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鼻孔上縁下降術