知り合いの方から素敵な手作りのマスクを頂きました。
この方はご主人を若くしてなくされ、女手一つで3人のお子さんを育て上げられましたが、皆ドクターになって頑張っておられます。
一緒に添えられていた手紙には、お子さん達が小さい頃から趣味で子供服を作っていた程度だと謙遜されていましたが、細部までしっかりした縫製の仕方からデザイン、センスまで、素人の域を遥かに超えてプロ並みの出来栄え!!
皆で有難く使わせて頂きます。
今年は殆どの医学学会がCorona virus pandemicのために中止か延期になり、6月2日3日の開催予定だった日本美容外科学会もご多分に漏れず中止!
当日の予定がなくなってしまったので、休日を返上してクリニックで業者とHP改定のミーティング。僕が趣味の程度で描いた鼻形成術の解剖図ドラフトを同席したイラストレーターに見せたところ、このままPhotoshopに落として使わせて頂きますとのこと!彼の仕事を取り上げてしまったかな?!
先日バトンリレーで幼少時の写真をSNSにアップして思い出したのが、小学生の頃は絵や工作が好きで没頭していたことです。どうやって思いついたのか、設計図もなく写真だけを頼りにマッチ棒で1カ月以上もかけて作った戦艦大和と法隆寺の五重塔は、小学生ながら周りの大人たちを驚かせた記憶。しかし接着の仕方が拙かったのか、いつしか壊れてしまい、沢山の絵も移転の際に殆ど紛失してしまったのを、生前母が悔やんでいたのを思い出す。
話は代わって、先日術後検診に来られた患者さんは、オトガイ形成術の中では難しい、アゴが長くて大きいにも拘らず後退している症例。通常のオトガイ広範囲縮小術では後退が強調されてしまい、また先端部前方移動術では却ってアゴが長く大きくなってしまうため、この方はオトガイ広範囲縮小術と先端部前方移動術を同時に行ないました。術前立体モデルでシュミレーションを行ないながら、遠い昔に夢中になった工作やプラモデル作りを思い出しました。50数年前の趣味が少しは役立っているのかも。。。
先日の春分の日は、実家の菩提寺へお彼岸参りに行って来ました。コロナウイルスでさぞ閑散としているのかと思いきや、例年と殆ど変わらない参拝者とのこと。やはり信仰は感染より強しということか?!
菩提寺の信光寺とは、実家の小木曽家、母方の実家の中村家ともに戦前から100年に渡る長い付き合いがあり、今も寺の入り口に立つ門柱や本堂中央に置かれているお堂には寄進したご先祖の名前が刻まれている。この度位牌堂の90年振りの改築工事に当たって、天井の蓮型照明灯を寄進することになったのもご先祖からのご縁のお陰です。
何十年後かに僕の孫や曾孫たちがこの位牌堂へ入る度に、祖父、曾祖父になる僕のことを思い出してくれる姿に思いを馳せながら。。。