本日のオペは下顎全体骨切り形成術で、オトガイ(アゴ)から下顎角(エラ)まで至
る下顎骨全体を縮小する当院では定番の手術です。
患者さんは、コロナ禍の中を年末の忙しい時期にわざわざ遠方より来られており、結
果への期待値も最高です。
終了後患者さんが麻酔から覚める間に、キレイに洗った切除骨を術前透明モデルの予
定ラインと比較してチェックしているところ。
今年はコロナ一色の一年でしたが未だ収束は見えず、来年にはそろそろ兆しが見えて
欲しいものです。
では皆さん良いお年をお迎え下さい。Have a happy new year!!
今年は新型コロナウイルスのために色々な学会や会合の予定が殆ど全てキャンセルに、、例年と変わらなかったのは、クリニックのお盆8連勤だけ。毎年この時期に集中するのはFBCS(顔面輪郭形成術)ですが、今は先の状況が全く見通せないのが一般医療界のみでなく美容医療界の実情。早くインフルエンザ並みに収束して欲しい(させて欲しい)と願うのみです。
今年は殆どの医学学会がCorona virus pandemicのために中止か延期になり、6月2日3日の開催予定だった日本美容外科学会もご多分に漏れず中止!
当日の予定がなくなってしまったので、休日を返上してクリニックで業者とHP改定のミーティング。僕が趣味の程度で描いた鼻形成術の解剖図ドラフトを同席したイラストレーターに見せたところ、このままPhotoshopに落として使わせて頂きますとのこと!彼の仕事を取り上げてしまったかな?!
先日バトンリレーで幼少時の写真をSNSにアップして思い出したのが、小学生の頃は絵や工作が好きで没頭していたことです。どうやって思いついたのか、設計図もなく写真だけを頼りにマッチ棒で1カ月以上もかけて作った戦艦大和と法隆寺の五重塔は、小学生ながら周りの大人たちを驚かせた記憶。しかし接着の仕方が拙かったのか、いつしか壊れてしまい、沢山の絵も移転の際に殆ど紛失してしまったのを、生前母が悔やんでいたのを思い出す。
話は代わって、先日術後検診に来られた患者さんは、オトガイ形成術の中では難しい、アゴが長くて大きいにも拘らず後退している症例。通常のオトガイ広範囲縮小術では後退が強調されてしまい、また先端部前方移動術では却ってアゴが長く大きくなってしまうため、この方はオトガイ広範囲縮小術と先端部前方移動術を同時に行ないました。術前立体モデルでシュミレーションを行ないながら、遠い昔に夢中になった工作やプラモデル作りを思い出しました。50数年前の趣味が少しは役立っているのかも。。。