顔面輪郭形成術の患者さんは全国から来院されますが、皆さんが口をそろえて言われたのは「名古屋は暑い(or熱い)!」と、、、確かに実家近くの多治見ほどではないとしても実際に39度後半で全国トップを取った日も!
8連勤中に行った顔面輪郭形成術は6人の合計8手術。やはり難しいのは他院の修正術で、今回はオトガイ骨先端中抜き短縮術と下顎歯槽骨Setback法後のオトガイ骨広範囲骨切り術で、合計8本のチタンスクリューを抜いてチタンプレート除去した後に骨切りを行った症例と、下顎角部のみ骨切りとオトガイ先端部骨切り後の下顎角~オトガイ骨広範囲骨切り手術の症例で、結果は写真の通り。
アシストの三輪先生、見学の大谷先生、お疲れ様でした。
取り敢えず暑さもお盆休みの忙しさと共に今は一段落です。
先日上海から来られた患者さんは、タイで顔面輪郭形成術を受けられた後の修正術。
3D-CTで見ると、口腔内オペでありがちな過度な直線骨切りが行われており、矢印の通り下顎角(エラ)が大きくえぐれた不自然で醜い外観。
左の骨切りラインでは多分下槽神経管を傷つけたと思われ、知覚不全麻痺も残っている様子。また左頬骨縮小は弓部のみの骨切りで術後に大きな隙間が残っている。…
今回はご本人の希望で、えぐられた部分の前方に目立つオトガイ骨外側部の膨らみのみを切除することにしました。ここはオトガイ神経孔直下で中々オペが難しい部分ですが、ほぼ術前シュミレーションの予定通りに骨切り切除。オペ料金は安かったそうですが安全性も?で、やはり「安物買いの銭失い」とはこのことか??
寒い冬が続いていますが、今年も2月3月はリクルート美容のシーズンです。
昨日の患者さんは福岡から来られた若い女性ですが、顔全体がゴツゴツした男性的なイメージを卵型の女性らしいソフトなラインに変えたいという最もポピュラーな希望です。手術はアゴ、エラ、頬骨の3か所同日オペで、正式名はオトガイ広範囲骨切り縮小術+下顎角広範囲骨切り縮小術+頬骨骨切り縮小術。オペ時間は通常は6時間を超えますが、橋口先生の素晴らしい口腔外科麻酔と三輪先生のnice assistで予定より遥かに早く終了。
最新80slice 3D-CTの鮮明な画像と下歯槽神経管描出ソフトによりオペ室の大型モニターで骨切りラインを確認しながら、より安全で精度の高いオペが可能になったため、執刀医のストレスも大幅に軽減。おかげでこの日も日課のジムトレーニングへ直行しました。
3D-CT画像による術前シュミレーションで骨切りラインを決定
ほぼ術前3D-CTのシュミレーション通りの結果
新年あけましておめでとうございます。
昨年は2件の顔面輪郭形成術で仕事納めでしたが、今年もスタートから6日7日8日と3日連続で顔面輪郭形成術。
年末の患者さんは秋田県と福岡県からわざわざ来られましたが、秋田県の方は大雪で飛行機が欠航して新幹線で5時間もかけて来られたとのことでした。
一般に顔面骨骨切り手術というと術後の激しい痛みを連想しますが、実は術後の痛みは殆んどありません。痛みを感じる知覚神経は骨自体には少なく皮下組織に存在するため腫れが少なければ痛みは殆んどなく逆に腫れてしまえば強い痛みが出ることになります。
昨年も沢山の患者様に当院へ来て頂きました。全ての患者様に大満足して頂けたかどうかは分かりませんが、先日久し振りに刷新した新しいHPにも載せたように、
当院のMissionは、美容医療を通じて社会の幸福に貢献すること。全ての患者様に”人生をより美しく、よりクールに(かっこう良く)、いつまでも若々しく、自信に満ちあふれて生きて頂く”ためにベストを尽くすことです。
今年も当院の患者様、関係者及び全ての皆様にとって良い年になることをお祈りいたします。