グラマラスライン・たれ目形成の手術なら小木曽クリニック

日本人の6割にモウコヒダ(Mongolian fold)があると言われています。
モウコヒダがあると目が離れて見えるだけでなく、目の横幅が小さくつり上がった印象になります。
日本人の内眼角距離の平均は約33～34mmといわれ37mmを超えると目の間が広く間延びして見えます。
目頭切開術はモウコヒダを切除することで目の横幅を広げてつり目を解消しソフトな印象にします。

適応

• モウコヒダのために目が小さく見える方
• 目の目の間が離れて見える方
• 幅広い平行型の二重を希望の方

Ｚ形成法の特徴

• モウコヒダの部分を一辺４mm位のZ型に切開して三角皮弁を入れ替える手術です。
• 緊張のかからない自然な方向に皮膚を移動するため、モウコヒダをスムーズになくすことができ、効果が大きく腫れが少ないのが特徴です。
• 難波法やその他の皮膚を切除する方法と比べると、術後皮膚に無理な負担がかからず、傷痕が広がりにくい方法です。
• 但しこのZ型のデザインによって結果が大きく変わるため、熟練した医師向けの方法です。

手術法

1. モウコヒダの部分にZ型のデザインを描きます。このZの角度や形によって効果の程度をコントロールできるため、このデザインが大変に重要です。
2. 局所麻酔後、デザインにそって皮膚をZ型に切開し、皮下の癒着を剥離して内眼角靭帯を切離し、三角皮弁が抵抗なく動くのを確認した後、皮弁を8－0黒という大変に細い糸で縫合します。
3. 縫合部を保護するサージカルテープを貼って終了。

手術時間

約30分

手術後の経過・注意事項について

手術の限界について

• 目頭切開術は二重とのバランスが大切で、術前にある程度の二重があることが必要条件です。一重またはそれに近い狭い二重の方が受けられると目の縦横のバランスが悪くなることがあるため、同時または先に二重の手術をお勧めしています。
• Z形成法は皮膚が無理に引かれることがない方法ですが、術後一時的に寄り目に見えることがあります。
• モウコヒダの程度によって術後わずかにモウコヒダが残ることがあります。
• 元々のモウコヒダの左右差も影響するため、手術の完全な左右対称を保証することは出来ません。

日本人の目は目尻が目頭よりも3mm～4mmほど上がっていることが多く、目が吊り上がったきつい印象を与えます。グラマラスライン形成術は、下眼瞼外側縁を下げることで優しくて魅力的な目にします。

効果

• つり上がった目尻の下眼瞼外側縁を下げることでソフトな印象にします。
• 下眼瞼外側縁を下げることで眼裂が広がって目が大きく見えます。
• 下眼瞼外側縁だけでなく目尻の位置も1mm～2mmほど下げることが出来ます。

特長

一般に行われている下眼瞼外側の皮膚または結膜内側を切除して縫縮する方法では、下制効果が少なく再発が多いのに比べて、この術式は眼窩骨膜に固定するため、下制効果が大きく再発が少ない方法です。

手術法

1. 下眼瞼下縁の皮膚を睫毛下で１ｍｍで切開して眼輪筋下を剥離します。瞼板外側に糸をかけ、眼窩外側下方の骨膜に固定して、目尻および下眼瞼外側下縁を下げます。
2. 坐位にて目尻およびグラマラスラインの下制効果を確認して、余剰の皮膚を３ｍｍ～５ｍｍほど切除して縫合します。
3. 睫毛と同じくらい細い糸で縫合し、縫合部を保護するサージカルテープを貼って終了。

手術時間

約１～２時間

手術後の経過・注意事項について

手術の限界について

• 目尻の位置のコントロールには、構造上医学的に限界があり、過度な移動は困難です。
• 術後に平均で２０％くらい戻る可能性があります。
• 人間の身体は元々左右差がるため、術後の完全な左右対称を保証することは出来ません。

たれ目尻をつり上げて、強い印象の目にすることが出来ます。
東洋的な印象の目が好みの方に適しています。

目尻の位置を2mmくらい上げることが出来ます。

適応

• 目尻が下がってたれ目に見える方
• 目尻を挙げて東洋的な印象の目にしたい方

手術法

1. 下眼瞼の目尻側皮膚を睫毛下で1.5~2cmほど切開して眼輪筋下を剥離します。瞼板外側に糸をかけ、眼窩外側上方の骨膜に固定して目尻を吊り上げます。
2. 坐位にて目尻の挙上効果を確認して、切開創を縫合します。
3. 睫毛より細い8-0黒の糸で縫合し、縫合部を保護するサージカルテープを貼って終了。

手術時間

約1時間です。

手術後の経過・注意事項について

手術の限界について

• 目尻の位置のコントロールには、構造上医学的に限界があり、過度な移動は困難です。
• 過度に挙上すると、上瞼の端が被った状態になります。
• 術後に少々戻る可能性があります。
• 人間の身体は元々左右差がるため、術後の完全な左右対称を保証することは出来ません。

目尻切開術は目の横幅を広げて切れ長な目元を形成する手術ですが、モウコヒダを切開する目頭切開術と異なり皮弁形成だけでなく、外眼角（目尻）自体を切開して骨膜固定し外側へ牽引して拡げるために少々引っ張られた印象になります。

適応

• 目尻を切れ長にしたい方
• 目の横幅を広げたい方

手術法

1. 外眼角（目尻）を7～8㎜切開して、皮弁を形成して一部皮膚を切除した後、外側の骨膜に固定して目尻を牽引します。同時に外眼角靭帯も縫縮して再発を予防します。
2. 傷口を8－0黒という睫毛より細い糸で縫合して縫合部を保護するサージカルテープを貼って終了。

手術時間

約１時間

手術後の経過・注意事項について

手術の限界について

• 目尻自体を外側へ牽引するために目の横幅は伸びますが、白目の部分が少々広がって見えます。
• 外眼角部が外側へ牽引されるため、術後結膜の赤さが少々残ることがあります。
• 人間の身体は元々左右差があるため、術後の完全な左右対称を保証することは出来ません。

東洋的な印象の目を好まれる場合に、モウコヒダを形成する手術です。

また目頭切開術を受けられた方が、再びモウコヒダを戻したい場合にも適応があります。

逆Z形成法

• Z形成法の逆の手術法で、目頭の皮膚を逆Z型に切開して三角皮弁を形成し、交叉入替してモウコヒダを形成する方法です。
• Z形成法と同様、逆Z型のデザインによって結果が大きく影響されるため、医師の熟練と経験が必要です。

手術後の経過・注意事項について

手術の限界について

• 逆Z形成法はモウコヒダを形成する手術のため、術後に皮膚に緊張を生じることがあります。
• 元々の左右差も影響するため、術後の完全な左右対称を保証することは出来ません。