脇毛の生えている部分から不快な臭いがしたり、多量の汗をかく人が治療の対象となります。
また、下記の症状が当てはまるのも特徴と言えます。
これらの汗腺が多数にあったり、発達していると腋臭・多汗症状が出る原因となります。
反転剪除法(手術時間は1.5~2時間程度です)
皮膚を約3~5cm切開し、裏返して直視下で汗腺を除去します。
固定 | 3~5日間は脇の下をガーゼにて圧迫します。 |
抜糸 | 7~10日後に予定しています。 |
シャワー | 翌日より可能ですが圧迫ガーゼを濡らさない様に注意して下さい。 |
入浴 | 医師の指示によりますが、基本的には抜糸後より可能です。 |
検診 | 圧迫除去時・抜糸時・その後術後の経過によります。 |
創部 | 切開創は一時的に色素沈着を起こしたり、また創部全体が硬く感じられることがありますが、時間の経過により改善していきます。 |
ストレッチ | 手術後、腕の挙上の際に脇に突っ張りを感じる場合がありますが、ストレッチを行なうことで、時間の経過と共に改善されます。 |
脱毛 | 手術後、脇毛が薄くなります。 |
手術により現症状の改善効果は得られますが、改善度には個人差があります。
症状が強い場合は、再手術(有料)が必要となることもあります。
※手術の経過には個人差がありますので、ご不安な点はいつでもお問い合わせ下さい。
ボトックスというお薬を脇の下に直接注射します。汗の分泌を支配する神経を、ボトックスによって遮断し、汗腺(アポクリン腺・エクリン腺)の働きを抑えることができます。脇の下に数箇所少量ずつ注射をするだけですので10~15分程度で終了します。
※多汗症の場合に効果があると言われていますが、腋臭症の方でも汗の量が減少することにより改善が期待できます。
ボトックス注入後、2~3日後から徐々に治療効果が現れます。
1回の治療効果は、個人差もありますが4~6ヶ月程度です。注入回数を重ねることにより汗腺が萎縮していきます。
1回の注入で永久に改善する訳ではありません。定期的な注入が必要な場合もあり、また治療効果の持続期間には個人差があります。
※根本的な治療は外科的手術をお勧めいたします。