鼻の整形、鼻翼縮小術、鼻翼挙上術

鼻中隔を延長すると同時に鼻先を下に向ける手術で、日本人に多い短い鼻や上向きの鼻を修正するのに適しています。鼻の印象が大人っぽく上品になります。

手術法

• 鼻柱及び鼻腔内側を切開して、鼻尖部の鼻翼軟骨上を剥離した後、鼻中隔軟骨を剥離露出します。
• PCL(Polycaprolacton)でL字形に形成したプレートを2枚作成し、図のように鼻中隔軟骨を挟んで前下方へ鼻先を伸ばす最適な位置を確認して固定します。
• 耳介軟骨移植が必要な場合は、耳介の裏側を3㎝ほど切開して耳介軟骨を切除採取し、これからピラミッド形やプレート状の軟骨グラフトを作成して、PCLプレートの先端に固定します

各種自家軟骨グラフト・TrR Nasal Mesh® PCL(Polycaprolacton)インプラント比較

• 術式はカウンセリング時の診察にて決定します。

TnR Nasal Mesh　PCL＋β-TCP

• PCL（ポリカプロラクトン）：高い生体適合性のある人口軟骨で、鼻尖形成や鼻中隔延長に必要な十分な強度を持っています。
• β-TCP（βリン酸三カルシウム）：カルシウムイオンを放出して骨再生を促進します。
• アメリカFDA認可を取得しています。

麻酔法

全身麻酔または静脈麻酔にて行います。

手術時間

約4～５時間

手術後の経過

手術の限界

• 鼻先の皮膚が分厚い場合や鼻尖部の再手術の場合には、軟骨グラフトやPCLインプラントが皮膚によって圧迫されて効果が出にくい場合があります。
• 自家軟骨移植の場合には、術後経過とともに少々変形する場合があります。
• 鼻中隔を過度に延長して鼻柱が下降すると相対的に鼻孔上縁が切れ上がってみえたり、鼻先が下がって見えることがあります。